【菖蒲】
「『Princess Style』背景紹介を仰せ付けられました一宮菖蒲です。今日は私達の通う大楠学院のいろいろな場所を、入学を志す皆さんのために紹介したいと思います」
【菖蒲】
「ここは男子寮、園部先輩の自室になります。男子の部屋を見るのは初めてなのですが、予想以上に片付いているので、正直驚きです。でも、どこか違和感があるのは否めません。少なくとも、私は男子が天蓋つきのベッドを使用するなんて聞いたことありませんね」
【菖蒲】
「男子寮のロビーになります。え……女子寮のロビーが見たい? 貴方達が普通の生活を送るのであれば、まず縁のない場所ですので、その必要はないと思いますが。それとも何かやましいことでもお考えですか?」
【菖蒲】
「大楠学院の教室になります。古式ゆかしいと言えば聞こえはいいですが、正直、今の時代にしてはちょっと古めかしすぎる気もします。守るべきは守り、新しいものを取り入れるところは取り入れないと……と思うのですが」
【菖蒲】
「こちらが校舎の廊下になります。このように少し湾曲した形状の校舎って珍しいでしょう? 建設された当時もハイカラな校舎だと話題になっていたそうですが、今でも十分洒落ていると思います。まあ機能的な部分は……言わぬが花というものですね」
【菖蒲】
「学園の中庭になります。この辺りは私も好きな場所で、よく散歩したりしています。大楠学院は首都圏にありながらも、広大な敷地を誇っているので、このように緑が豊かで空気も澄んでいるんですよね」
【菖蒲】
「私達の所属している社交部の部室になります。まだ立ち上げて間もないということもありますが、ちょっと殺風景が過ぎますね。こんなに無味乾燥な部屋で心からのお友達を作るだなんて、冗談にもほどがあるというもの……ぶつぶつ」
